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始発

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今日も始発の電車にのって通勤する。
朝早くから夜遅くまで本当に人使いの荒い会社だ。それでも我慢しなくちゃならない。
もう少し頑張ればこのアルバイト待遇から正社員扱いにしてくれることになっているのだ。
この大失業時代に仕事を見つけるのは大変だ。僕もそろそろフリーターから卒業しなきゃならない年頃だし…。
朝早く起きるのはつらいけど一つだけ楽しみがある。
いつも同じ車両に乗り合わせる『美女』を観賞することだ。
年は20代前半ぐらいだろう。いつもきまってスリムのジーンズで素足にハイヒールを履き、上はトレーナーっぽいラフな服装で、ブランド物らしいバッグをもっている。
細身のやや長身の体に小さな頭、一重の三白眼でオリエンタルな雰囲気の顔。だまっているとその人形のような表情がちょっときつい感じがする。
正直ちょっとこわそうな印象だ。
いや、顔よりも目を引くのはその脚の美しさだ。
モデルのような長く細い脚。膝から上と下の長さのバランスが芸術的なまでにすばらしい。
ジーンズの上からでもわかるひざこぞうの形がなんともいえず魅力的なのだ。
脚フェチの僕には、よだれがでるほどたまらない。
で、ある日僕は考えた。せっかくの美脚なのだから、生を見てみたいと思うのが人情だ。
(生脚でミニならいいのに…)心の中で思わずにはいられなかった。
次の日僕は驚いた。彼女がはじめてミニスカートをはいて電車に乗っていたのだ。
しかも生脚で裸足に黒いハイヒールを履いている。
僕は震えが来るほどうれしかった。目はその太ももやふくらはぎや足首にくぎづけになってしまう。
想像通りのすばらしい脚だ。白く細いだけではない。脂肪のつき具合、筋肉の動く感じ、血管のうきだし、産毛の生え方にいたるまで完璧といってもいいだろう。
あまりじっとみつめているので彼女に気づかれそうになり、あわてて目をそらす。
僕の願いが神様に通じたわけでもないだろうが、今までかたくななまでにジーンズスタイルにこだわってきた彼女がいきなり、デニムとはいえミニスカート姿で現れるというのは何か奇妙だ。
かといって彼女に直接たしかめるわけにもいかず、なにか割り切れない思いが残る。
でも、まあ実際にその美しい生脚がおがめたのだから文句をいう筋合いのものではないんだが。
じっくりとその美脚を堪能しつつ、どうせならもうちょっと短いマイクロミニで、シースルーの黒のハイソックスなんか履いててくれると僕好みでいいのにな…などと勝手なことを考える。
そしてまた次の日。
驚いた。僕の希望通りの格好で彼女が座っている。ああ、なんてことだ。
なんてすばらしい…。その色っぽい脚に、もう見た瞬間に半勃起してしまった。
それにしても…もう間違いない。僕が考えたとおりに彼女は行動するんだ。
もしそうだとしたら…これはどうだ。
(こっちをむいてニコッと微笑んでみろ!!)頭の中で必死に念じてみた。
彼女はただ、うつむいて携帯でメールを打っている。何の反応もない。
なんだ。まあ、そりゃそうだろう、そんなバカなことがあるわけない。僕が念じるだけで彼女をあやつれるなんて…。
それにしても本当に、こっちをむいてニコっと微笑んでくれたらいいのに…。
そう考えた瞬間に不意に彼女がこっちをむいてニッコリと笑った。
なんて可愛いくて素敵な笑顔なんだろう。いままで抱いていたキツイ印象は一発でふっとんだ。
微笑んだ後、彼女はあれ?っといった表情にかわり、またもとどおり携帯でメールを打ち始める。
なんでこっちをむいて笑ってしまったかわからなかったのだろう。
いや、でもうまくいってしまった。これは絶対偶然なんかではありえない。
最初念じた時には何故うまくいかなかったのか…。いろいろと思案した結果、僕が「…したらいいのに」というふうに思ったときはどうやらその通りになるみたいだと気がついた。
わかってしまえばあとは試すのみ。
(僕のとなりにすわってくれたらいいのに…。)彼女は立ち上がり僕のとなりにぴったりと張り付くようにすわる。やっぱりそうだ。
(僕に挨拶してくれたらいいのに…。)僕のほうを見て彼女が口を開く「おはようございます。」
予想に反して、小鳥がさえずるようなとっても可愛らしい声だ。
「お、おはようございます。」ぼくもおそるおそる返事をする。
彼女はそのままの表情で少し小首をかしげるとまた携帯に目をもどす。
僕は隣にいる彼女の脚を見下ろしながら心臓をドキドキさせる。
どうしよう、次は、えーと、何を、何を考えればいいんだ…。パニック状態に陥って何をしていいのかもわからない。
ふと昨日みたAVのことが頭に浮かぶ。
そうだ、オナニーだ、彼女のオナニーがみたい。もう、後先考えず(彼女がいますぐオナニーをはじめればいいのに…。)と頭に思い浮かべてしまった。
彼女は、ふ、と顔を上げると携帯を閉じかばんにしまいこむ。そしておもむろに片足を座席の上にあげる。
股がひらいてパンティーが丸見えになる。
この期におよんで僕は、やっと気づく。いくら人が少ないといってもこの車両だけでも7~8人は乗っている。こんなところでオナニーをはじめてしまっては目立ってしまう。
突如パンツをあらわにした美女に不審な目を向ける人もいる。
あわわ、ダメだ、どうしよう。ふと車両の後方に一つだけあるボックス席が目に入った。
完全に隠すのは無理でも、ここよりはましだ。
(えーと、僕と一緒にボックス席まで移動してくれたらいいのに…)
頭でそう考えてみる。
彼女はすっくと立ち上がり僕の後ろについて席を移動した。
ここで後ろ向きにすわれば、まあ何をしてるかは気づかれないだろう。少し胸をなでおろす。

彼女は片足を座席の上に上げ、マイクロミニの中のパンティーを丸見えにするとすっとそこに手をのばし大事なところを擦りはじめる。
目を細め気持ちよさそうに首を左右にふりながら僕の隣で彼女がかすかなあえぎ声をあげはじめた。
「はあ、ふう、ふううん…。」パンティの上のワレメの部分で中指と薬指がいやらしく動き回る。
僕の隣にぴったりとひっついて座っているので、ときおり僕の肩に頭をのせたりもする。
(いままでになく、ものすごーく気持ちよく感じたらいいのに…。)と考える。
「はあ、はあ、はあ、あ、あ、くぅ、くぅーん…。」声が少し大きくなる。息づかいが次第にはげしくなる。僕の肩に顔を押し付けながら彼女がよがる。
女の子のいい匂いがする。なんだかあたまがくらくらしてきた。
気持ちよさそうな顔で薄目をあけてあえぎ声をあげつづける彼女。
「くふぅん、あうふ…。ふうん、キモチイイ…、私、オナニーしてるぅ…なんでぇ?う、はあ、くふふん…。」
疑問に思いながらも手を止めることはない。(もう何も考えずオナニーだけに集中すればいいのに…。)
彼女の手の動きが更に強く、速くなる。
やがて彼女はパンティーの上からでは物足りなくなったのか直接中に手を突っ込んでクチュクチュし始めた。
僕は周りに注意しながら、彼女の胸に手をやってみた。ぐっとつかんだ瞬間に「はふっ」とすこし反応したが特に拒否する様子もない。ブラジャー越しにその弾力を楽しむ。
「はうん、はふ、くひん、ふわん…。」もみもみするたびに反応する横顔に僕の股間もカチンカチンになってしまっている。
「はあん、イキそう、イキそうなの…、ううう、ふうん…。」
かなり高まって来た彼女の大きく開いた美しい脚が、もうこらえ切れないといった風情でくねくねと動き回る。
(どうせなら僕の胸の中で思い切り気持ちよくイってくれたらいいのに…。)と考え終わる間もなく、彼女の上半身が僕の胸の中にとびこんでくる。ぼくはしっかりとうけとめ抱きしめる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、んんんんー、ふ、う、くぅーん…。イヤ、イク、イク、イクのぉ、は、ああああ…」
僕に抱かれながら彼女は絶頂に達した。ビクッビクッと彼女の震えが僕の胸につたわってくる。
僕も興奮でアソコがはちきれそうになっている。すごい、こんなことって…ああ、いい。
彼女は虚空をぼんやりとながめ、かすれそうな小さい声でつぶやいている。
「あ、あたしぃ、イっちゃったぁ。すごいのぉ。なんでぇ?…。」
そういうと目を閉じ気持ちよさそうな顔ですやすやとねむってしまった。

(かわいい…。この娘が僕の彼女で僕にいやらしいこといっぱいしてくれたらいいのにな…。)考えるともなく心に思ってしまった。
すると眠っていたとばかり思っていた彼女がパッチリと目を開ける。
「ねえ、あの、えーと…。」なにかを思い出そうとするかのような顔で僕を見つめる。
「あ、あの、僕、恭二、藤田恭二。」
「そ、そうだよね。キョウジだよね。私どうしちゃったんだろ、大好きなカレシの名前忘れちゃうなんて。」
「あ、うん…。」
「ねえ、キスしよ。」
「え?あの…。」突然のことにどぎまぎしてしまう僕。
「君はエミのカレシだろ。いっしょにキモチヨクなろ。」彼女はエミちゃんというらしい。
ぴよぴよとさえずるような声がここちよい。
「う、うん。」
「キスしよ。」彼女が繰り返す。「は…はい。」一方的な彼女のペースで物事が進んでいく。
仕方ない、僕は女の子とつきあったこともないし、どうしていいかもわからない。
彼女の唇が僕の唇と触れるとヌルッと舌が口の中に滑り込んでくる。僕は夢中でそれに応える。
ああ、こんな感触ははじめてだ。舌がふれあうだけでなんでこんなに刺激的なんだろう。
ずちゅ、ぬぷっ…。ふたりはお互いをむさぼるようにキスを堪能する。
キスの興奮ではじけてしまいそうなまでにカチンカチンになった僕の股間がふいに違和感を覚えた。
目を開けて様子をうかがう。なんと彼女が手をのばしてぼくのちん○をズボン越しにしきりにこすっていたのだ。
キュッキュッキュッ…。かすかにズボンの生地をこすりつける淫靡な音が聞こえる。
ひとこすりされるたびに僕は敏感に反応してしまう。彼女にがっちりとつかまれてキスをつづけている僕は逃げようにも逃げられない。いや、はなから逃げるつもりなんかないが。
はあうう、気持ちいいよう、キモチイイよう、う、く、ああ、だめだ、もう、あ、ううう…。
情けないことに僕はズボンの中で思い切り射精してしまった。
でも、パンツの下でビクンビクンと精子を発射するたび、今までに味わったことのない気持ちよさが体全体をはしり、腰が抜けたようになってしまう。
「あ、あの、エミちゃん…、これ…。」バツがわるかったが、股間を指差し彼女に状況を伝える。
「あら、もうでちゃったの…。しょうがないなあ、もう。次の駅で降りよ。」
駅に到着すると彼女は有無を言わさず僕を電車から降ろしてしまった。
「えーっと、トイレ、トイレと…。」トイレを見つけると、逃げるように中に駆け込む。
「え?エミちゃんもついてくるの?」
「大丈夫よ、こんな朝早く誰もいないし、そうなったのは私にも責任あるからさ。
個室に入っちゃえばわかんないよ。ほら、入った、入った。」
個室は洋式であまり空間がない。少し動けば体が触れ合ってしまう。
「うふ、なんかドキドキしちゃう。狭くてエッチィな感じ。」
エミちゃんはうれしそうにはしゃぐ。
僕はしかたなく、便器にすわりこんでズボンとパンツをおろす。パンツは精液でねとねとに濡れている。ズボンにまでその一部がしみこんでいる。
ちん○はその先が精液にぬれてテラテラと光る。
「うわー、キョウジのちん○、とろっとしたたりおちてなんかおいしそー。私、舐めてきれいにしたげるね。はむ、ぺろ…。」
エミちゃんはいきなりぼくのちん○の先をくわえると舌で精液を舐め取り始めた。
精液のぬるぬるとエミちゃんの舌の感触で、またなんだか気持ちよくなってきちゃう。
「ぺろ、れろ、はむ、れろれろ…。キョウジぃ、また何かおっきくなって来たみたいだけど…。」
そりゃ、こんなに刺激されたら大きくなっちゃうよ。もういたいほど勃起してしまった。
エミちゃんの息が荒くなる。顔も少し紅潮してきたみたいだ。
「ぺろれろ、はあ、大きいの、硬いの…。いれたぁい…、これエミの中にいれたぁい…。」
言うが早いかパンティーをすっとおろし、戸に手をつき僕のほうに尻を突き出しマイクロミニをめくりあげる。
「いれてぇぇん、エミに入れてぇん、エミのおま○この中に、そのおっきいのいれたいのぉー…。」
うわあ、この娘は色情狂だったのかと思ったがよく考えてみると自分で(いやらしいこといっぱいしてくれたらいいのに…)と操ってしまっていることを思い出した。
あらためて目の前のしろいプリンとしたおしりと黒のハイソックスをはいた美しい脚と少しだけのぞいているおま○こをまじまじと見つめる。
た、たまらん、もうたまらなくなってきて自分がとめられない。でも…。
「あの、ぼ、僕、こういうの初めてで、その…。」
「ふうん?キョウジは童貞クン?大丈夫よ、ほら、ここに入れるだけだから、ねえ、はやくぅん…。」
エミちゃんは股間に手をやりおま○こをぐっとおしひろげ僕を招く。
僕はもう夢中になって、いきりたった陰茎をとりあえず彼女の股間におしつける。
しゃにむにグイグイ押し付けているうちに次第に彼女の中にイチモツが沈んでいくのがわかった。
う、うう、こんなの初めてだ。ぬめぬめとしたひだひだが何重にもぼくのちん○をつつみこんで、もうとろけてしまいそうだ。
ああ、僕の童貞をこんな駅のトイレの中で捨てることになるなんて…う、う、でも、いい。
「はうぅん、いいわぁ、キョウジ、そうよ、そう、もっと激しくしてもいいわ、あ、くぅん…。」
ああうう、いい、気持ちいい。彼女の言葉に応じて腰を動かしてみる。刺激が何倍にもふくれあがって、こりゃ、もう耐えられない。
「あ、あ、あ、だめだ、うううう…。」…。またやってしまった。挿入して1分もたたないうちに撃沈してしまった。
「ご、ごめん。出ちゃった。」
「あらん、もう終わり?仕方ないわね、初めてだもんね。」
やさしくなぐさめてくれる彼女。君の体があまりに気持ちよすぎるからだよ、エミちゃん。
それにしても情けない。AVの男優はあんなに女の子をイかせつづけるのに。
(ああ、AV男優みたいにエミちゃんを何度もイかせられるほど逞しいちん○ならいいのに…。)その時はあの能力のことは忘れて本気でそう思ったんだ。
シャキーン!とまるで音がするみたいに一気に僕のちん○が復活した。「はあん、なにぃーこれ!?中で大きくなるぅー、すごーい、すごーい、あはん、こすれるのぉ!ああん、おっきいー!!」
彼女が悲鳴を上げる。
僕のイチモツは復活どころか元の倍はあるかと思うほど固く膨れ上がった。
同時にものすごい興奮とどす黒い衝動が僕を突き動かす。
腰がものすごい勢いで動き出す。
「おら、おら、おらぁー!!どうだー、ほら、イケー、イっちまえー!!」
自分でも信じられないほどの乱暴な言葉が口から飛び出す。完全にアドレナリン全開で頭に血がのぼりきっている。
じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ。僕の精液と彼女の愛液とでぐちゃぐちゃになったおま○こが激しい動きに音を立てる。
「はあー、ひいー!でかいのぉー、すごいのぉー、は、イくイくイくイくイくイく…。」
パンパンと腰を打ちつける音が響き渡る。
トイレの戸に手をついてかろうじて体をささえている彼女。腰は快感でガクガクになってしまっている。
あっという間に彼女をイかしたことで更に興奮に拍車がかかる。
「おらぁ、もっと食えー、いっぱい食えー、イイか、はあ、はあ、これでどうだー!!」
こいつは「オレの女」だ…「オレの女」だ…。心の中で叫ぶように何度も湧き上がってくる思い。
「キャハァー、キョウジー、キョウジー、すきぃー、ううふう、すきぃー、すきよー!!!」
巨大化した僕のイチモツはいっこうに萎える気配もない。力任せにひたすら攻め続ける。
「はああ、ああ、またイくー、イっちゃうー。ひぃぃぃ、かんにんしてー、もうかんにんしてぇん…。」
「ようし、だすぞ。中にだすぞ、いいかー!?」
「ああん、だして、だしてぇ、いっぱいだしてーーー!!」
僕は更に激しい動きでフィニッシュを決めた。どくん、どくん、どくん…。
多量の精液が発射される。中に納まりきれず膣口からあふれだしてくる。
「ああ、いっぱい。おなかの中にキョウジがいっぱい…。うれしい…。」
それでもまだイキリ立っているイチモツをぬくとドロリと精液がながれでる。
彼女はその場にすわりこんだ。
「ス…ゴ…イ…。キョウジって、スゴイんだ…。」意識朦朧とした表情で彼女がつぶやく。
僕はありとあらゆる快感を一時に全て体験してしまったようで、その余韻を味わいながらもものすごい脱力感に襲われる。
こんなことってあるんだろうか。彼女を思い通りに操っただけではなく、僕自身の肉体まで変化してしまった。
あらためて見ると僕のちん○は見慣れたいつものちん○。本当にこれが巨大化したのか、それとも二人ともそう思い込んだだけなのか確かめる術もない。
彼女はまだボーっとしている。そのオリエンタルで魅力的な顔をじっとみつめているうちに「オレの女」という思いが強烈によみがえってくる。
「エミちゃん。」たえきれずおもいきりだきしめる。「好きだよ。僕には君だけしかいない。」
「…、私も…。」かすれそうな声で彼女が答える。
「ねえ、キョウジ…。」少し元気をとりもどしたのか、ニッコリ微笑んで彼女が僕の顔を見る。
「ん?何?」
「キスしよ。」
「う、うん…。」
ふたりはお互いを確かめ合うかのようにゆったりと口付けをかわした。

その日はもちろんバイトは休んだ。彼女は意外にも会社員だそうで、やはりその日は休みを取って、二人で一日を過ごした。
あの力が誰にでも通用するかどうかは未だによくわからない。こわくて試せないのだ。
無意識に「~したらいいのに。」と思うことは何度かあったはずだが、とりたてて何もおこらないところをみると、もう力は消えてしまったのかもしれない。
しかし、彼女との関係は続いている。
毎朝、始発の電車のボックス席で愛撫しながら愛を確かめ合う。彼女は必ずその綺麗な脚をつつみ隠さず見せてくれるようなものをはいてくる。
口づけを交わしながら僕の手は彼女の胸や太ももや股間をまさぐる。
「エミちゃん…。」「はう、いいわぁ。キョウジ…。」
通勤時間は僕にとって至福のひとときとなった。
お互いの部屋や、ラブホテルなどでも愛を確かめ合うが、時折わざわざ駅のトイレまでいって楽しむこともする。
スリリングなあの快感が病みつきになってしまったのだ。
僕は、すばらしい美脚とカラダをもった最高にイヤらしいカノジョを手に入れてしまった。
彼女といる時、彼女とセックスしている時は本当に幸せだ。
幸せな思いにどっぷりとひたりながら僕はこう思う。
ああ、このまま時間が止まってしまえばいいのに…。
<終>


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