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漫才―『僕の催眠術』

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司会者「では、本日一番目のコンビを紹介いたします。ひとことで言うたら、美女と野獣。女の子のほうがミカコちゃん。この美女がまた、ほんまにきれいやからびっくりいたします。きくところーによりますと、彼女、学生時代にミスキャンパスに選ばれたとか。まあ本人が言うてるだけですからあてにはなりませんが、ま、たしかにえースタイルしてはります。いつもミニスカートでわれわれ男性の目を楽しませていただいております。一方、ゆきおくんのほうですけれどもわたしは昔から存じておりますが、ほんとに真面目な男でね、なにごとにも研究熱心。びっくりするぐらい色んなことを知っておられます。ではさっそく登場いただきましょう、ゆきお・ミカコのご両人です。演題は『僕の催眠術』。では、はりきってどうぞー」
チャカチャンリンチャンリンの出囃子の後
上手より2人登場
男・女「はいー どうもー いらっしゃいませー」
男「ゆきおでーす」女「ミカコでーす」男(声を変えて)「たかしでーす」
女、男のあたまをどつく。
女「どこにおんねん、そんな男。わたしら3人漫才か?!」
男「いやまあ、ふたりっきりではさびしいなー思て」
女「ほんまになにゆうてんねん、背後霊かと思たやないか。ええ年こいて。はずかしないか?」
男「そんなこというたかて、最近ミカコちゃん冷たいんやもん。(かわいく)ほんなら、やさしくしてくれる?」
「バコン!!」男、ふたたび、どつかれる。さきほどの2倍ほどの強さで。男、はずみでひっくりかえる。
女「ほんまにもう。そんなことやから嫁ハンに逃げられるんや」
男「漫才でほんまのこといわんでもええやないか。嫁のことはほっといてくれ。」
女「(テレビ司会者口調で)さあ、きっとカメラのむこうで奥さんもごらんになってますよ。ひとこと声をかけてあげてください。」
男「おまえー かえってきてくれー。酒もやめたー、ばくちもやめたー。心入れ替えるからー。て、ちゃうて。ほんまに。また、古い番組もちだして、誰も知らんがな、お前ほんまは年ごまかしてるんとちゃうか。」
女「(真顔で)ええ、わたし23て言うてましたけど、…」
男「はい、23と言うてたけれど、実は?」
女「実は18なんです。」男、こける。
男「あつかましい女やなー。かわいい顔して言うことむちゃくちゃやないか」
女「あら、そうー?わたしかわいいー?」(客席より「かわいいよー」の声援と拍手)
女「あらー、どうもーありがとー(手を振る)」
男「ほんまに、こたえん女やなー」
女「(しれっとした顔で)えーと、何の話しでしたっけ」
男「もう、ええわ。ところでミカコちゃんは休みの日なんかは何してるの。」
女「もうごく普通のOLと、たいしてかわらへん。」
男「彼氏とデートとか、ウィンドウショッピングとかそういうことやね」
女「いや、焼酎のお湯割りのみながら競馬中継見てます。」
男「おっさんか?どこが普通のOLやねん」
女「(さけぶ)いけーっ!いけーっ!こいー!こいー!きたー!3-4やー!!」
男「ええかげんにせい」
女「そういう自分はなにしてんねん。嫁もおらんから暇やろ」
男「もう、嫁からはなれなさい。じつは私、最近始めたことがあるんです。」
女「ほうほう、いったいなにをはじめたんですか」
男「いま、はやりの癒し系っちゅうやつやね」
女「あんたの、いやしいのは昔からや」
男「いや、そうやなくて、人を癒すという方の癒し系。解りやすく言うと催眠術」
女「いやらしー。」
男「なにが、いやらしいねん」
女「催眠術ゆうたら、あれでしょ。女眠らせて、パンツ脱がすやつ。」
男「失礼なことを言うなー!催眠術というのは精神治療にもつかわれている立派な学問で、とても心と体にええねんぞー」
女「そんなとってつけたような説明して~。お嫌いですか?」
男「お好きです。いや、そうやないて。正直言うて、はじめは女の子を何とかしようと思てたけど、そういういやがることをむりやりさせることは出来ないの」
女「それやったら、なんでそんなことしてんの」
男「かえすがえすも失礼なやっちゃなー。だから、心と体にええの。毎日気分爽快。元気ハツラツ!ダイエットにもええよ。」
女「え、ほんまに?ほな私もはじめようかな」
男「女はダイエットいう言葉によわいね。私が教えてあげましょう」
女「また、またー。パンツ脱がそう思て~」
男「違うっちゅうとるやろが。ブラジャーとるだけやがな。」
女、男をどつく。
男「いやいや、冗談、冗談。いや、ほんまにね。心がスーッとして気持ちのええもんです。」
女「ほんまに大丈夫やろね」
男、女を自分のほうに向かせて。
男「それでは、眼をつぶって。はい。あなたはだんだんねむくなる~。」
女「えらい、かんたんやなー」
男「漫才ですから。ええがな。はい、だんだんねむくなる~」
女「カクッ」(眠りに入るようにみえる)
男「わたしのこえがきこえますか~。はい、あなたはだんだんパンツを脱ぎたくなる~。」
女、眼をあけて男をどつく。
女「ええかげんにせい」
男「ま、ここで催眠術をかけるのはすこしむずかしいので、あらかじめあなたには暗示をあたえてあります。」
女「(えっ?)」
女の眼に、不安の色が宿る。打ち合わせではここで終わるはずだったでのではないか。しかし一人で漫才を終わらす事はできない。なんとか話をあわせなければ。
女「あ、暗示てなんですか」
男「催眠術をかけて、その人の潜在意識のなかに暗示をあたえておきます。あとでその暗示―言葉や行動ですが、をあたえるとその人をあやつることができるのです。」
女「きゅ、急に内容が難しくなったようですが、どういうことでしょう。」話をあわせるのに必死である。男はかまわず話をすすめていく。
男「実際に見てもらいましょう。わたしがこれから手を2回叩くとあなたは、私のいったとおりのものになります。」男2回手をたたく。「はい、あなたは猫です。もうニャンニャンとしかしゃべれなくなります。」
女「(はい、はい、わかりました。ニャンニャンてゆうたらええんやろ。でもちょっとまてよ、ここはワンワンて言うたほうが、うけるんとちゃうか。どうせ、あんたがかってに漫才つづけてるんやから勝手にやらせてもらうで。)ニャニャニャン。ニャ?(あれ?ワンワンて言うたつもりなのに、おかしいな?)」
男「あらー、かわいい猫ちゃんですねー。でも、猫ちゃんが2本足で立っているのはおかしいですね。いつものとおり4本足で歩きましょう。それのほうが、ずーっと楽ですよ。」
女「(ほんまにつきあいきれんわ。このミニスカートで四つんばいになったらそれこそパンツまるみえやんか。でもなんか立ってるのがなんかしんどなってきた。4つんばいになったほうが楽かな。いかんいかん、何考えてんねん。そんなことできるわけないやんか。でもちょっとまてよ、わたしは猫やから、べつにパンツを気にすることもないわけや。ん?なんか変やな。わたしは猫?そうや私は猫。相方も、そう言うてたやんか。ニャンニャンとしか言われへんし。いや、何か変や。あー頭が痛い。もうどうでもええわ。)」
結局、女は四つんばいになって、あるきまわり、男の足に顔をすりよせる。「ごろにゃーん」。
男「あー、よしよし、こうやってのどをこすってやると、ごろごろいってかわいいですねー。はい、では、もとのミカコちゃんにもどってもらいましょう。わたしが三つ手を叩くとあなたは深い眠りに落ちます。はい、いいですねー。こんど眼をさましたとき、あなたはもとの漫才師のミカコちゃんにもどっていますよ。いま猫になったことは、眼をさましたときにわすれてしまします。わたしが三つかぞえるとあなたはとても爽快な気分で目をさまします。三、二、一、ハイッ!」
女「エッ(あら、私は舞台中に寝てしまったのか?催眠術にかかってたということにすれば、まあええか。なんか、お客さんが笑ってるような気がする。わたし、なんかやったんやろか)」
男「どうですか、気分は?」
女「あ、爽快です。(って、ちっともおもろいことないやんか。漫才せな、漫才。)えーと、あのー」気ばかりあせるが、あたまの中は真っ白でどうしようもない。
男「いいですよー、リラックスしていてください。あなたはなにも考えなくていい」
女「(なに言うてんねん。なんか、いつもの相方と違うな。東京弁なんか使って。ん?相方?)」
男「では、次は何にしましょうか、お客さんにももうちょっとサービスせんとね。」
女の眼はうつろである。あたまはボーっとしているが、気力を振り絞って漫才をつづけようとする。
女「(わけわからんけど、頑張らんと。)えー。パンツだけは脱がさんといてください。(と言ったつもりだが言葉にならない声しか出ない)」
男「なんか、わけのわからないことを言っていますねー。では、また、あらかじめ与えておいた暗示で、このひとをあやつってみますね。これからわたしはある言葉をいいます。そのことばに反応してあなたはある行動をとります。よろしいですか。」
女「(そんなこといわれても、なんのことかわからへんやんか。もう、ええ加減終りにしてーな)」
男「ミカコちゃんはきれいなおっぱいしてますね。」
女「(おっぱい?なに言うてんねん、このセクハラ男。わたしのおっぱいはそりゃ、近所でも評判の美乳よ。みんなほめてくれるんやから、なんやったら見せたろか。自分で見ても、うっとりするぐらいのおっぱいやもん、みんなに見てほしいやんか。見てほしい…あー、なんか見せたくなってきた。まて、まて何を考えてるねん。そんな露出狂みたいなこと。でも、みんなよろこぶのはまちがいないし、わたしもうれしいし、なにがあかんねん。ああ、みせたい。もう我慢できん。)ハーイ。どうぞーじっくり見てー。でも触るのは、あかんでー」
女はステージ衣装をたくしあげ、ブラジャーをはずし、ゆたかな胸をあらわにし、みせびらかす。
男「まあ、りっぱなおっぱいですね。ほんまに触ったらあきませんか?」
女「ほなら、今日は特別、先着1名さま限り(って、何言ってんだ。わたしは??)」
男「では、わたくしが代表して触らせていただきます。おおーなんとこれはやわらかくて揉みごたえのある…」男はいやらしい手で乳房をもみ、口でなめまわす。
女「(クッ、なんて、気持ちのええ。イヤン、フーン。何で?、でも、もっと あー、やめないで)」
男「と、冗談はこれくらいにして、これはおしまいにいたしましょう。」会場からブーイング。「もっと」コールがわきあがる。「もっと、もっと、もっと…」。女もそれにあわせこしをくねらせる。(もっと、もっと…)男は無視する。
男「では、また普段のミカコちゃんにもどってもらいましょうね。今度はすこし意地悪して、いまやったことをわすれず覚えています。三、二、一、ハイッ!」
女「キャー!!!(なに?いったい。なにがおこったの。なんでわたしおっぱい出して立ってんの?。なんやわからへん。えー?えー?)キャー!!!」
男「おっと、パニクってるようですね。ではもう一回眠ってもらいましょう。大丈夫ですよー、あなたはとっても安らかな気分になります。おっぱいをみせたことはもう忘れてしまいましょう。ブラジャーも元に戻してね。ハイッ!」
女は男の腕のなかに、だらんともたれかかる。
女「(なんか、ボーっとして気持ちいい。私、なにをしてたんだっけ。考えるのもめんどくさい。なんだか、遠くの方から人の声が聞こえるような気がする。)」
男「ちょっといじめすぎたかな。ごめんなさいね。おわびにおいしいものをご馳走しましょう。はい、よく聞いてくださいね。これからステージに南米のめずらしい植物をもってきます。これはとても変わった植物で、日本にもちこまれたのはこれが初めてです。この飛び出している枝から出る樹液がこの世のものとも思えないほど甘美でおいしいんだそうです。ただ、この樹液はずっと枝をなめ続けていないと出てきません。かんたんには食べられないので一生懸命なめてくださいね。そのかわりその樹液のおいしさは国ひとつと取り替えても惜しくないと現地で言い伝えられているほどのものだそうです。想像しただけでよだれがでそうですね。樹液はほとばしりでますのでこぼさないように気をつけてください。では、ゆっくりと目を開けてください」男はおもむろにズボンのジッパーをおろし、自分のイチモツをひっぱりだす。
女「え、あの、漫才は?」
男「心配しないで。これは特別ステージの余興です。お客さんもよろこんでますよ。それより、さあこれが南米の植物です。近くでよくみてください。どうですか」男はイチモツを女の顔の前に突き出す。
女「なんかとってもいいにおいがします。あの、なめてみていいですか。」
男「どうぞ、樹液がでるまで、根気よく、なめてくださいね。」女、なめ始める。
女「ぺろぺろ、すこし枝がふとくなってきたみたいやけど気のせいかな。はぐはぐ」
男「あっ、うっ、ふっ。はの~っ、樹液がでる前は、ほういうこともあふみたひですねへー。ぁ、でる…」ぴゅっ。吹き出した樹液を、女は口でうけとる。
女「(おいしい、ほんま、すっごいおいしい。わらけてくるくらいおいしいわぁ。あまーくて、ほんのりすっぱくて、確かに他に表現のしようのない味やわ。もっとほしい。もっとなめたい)ねえ、ぺろ、もっと、ぺろぺろ、もらってもいいですか?ぺろ、とてもおいしかったんで、ぺろぺろぺろ」にこにこして、本当にうれしそうに男のイチモツについた残りの樹液をなめとりながら女が言う。
男(我を取り戻して)「わたしのほうは、ちょっとまたすぐというわけには…」
女「へ?」
男「いやいや。では、こうしましょう。お客様の中で、この南米の植物を舞台袖から運んでくださる方はいらっしゃいませんか?」会場どよめく。次の瞬間ものすごい勢いで手が上がる。「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、…」
男「あー、はいはいわかりました。では、丈夫そうなあなたと、それから黄色いTシャツのあなた。上がってきてください。気の早い人やな、ジッパーさげながらあがってきなさんな。」いそいそと客がステージに上がる。
男「さっきとは枝振りがすこし違いますが、あたらしいのを二つ用意しました。ミカコさん思いっきり食べてくださっていいですよ。」
女「さっきのより、太くておいしそう。」
男「悪かったね」
女「へ??」
男「あ、いや。さ、どうぞ」
女「(あー いいにおい。ぺろ。こうやって、舐めているだけでも幸せな気持ちになるのは何で?ぺろぺろ、ちゅぽちゅぽ。あ、出てきた出てきた。ちゅー、ぺろぺろ。これを食べると心なしか股のあいだが熱くなるような気がするけど…どうしてかな。ぴちゅぴちゅ)」
男「はい、おふたりさんはどうもありがとうございました。客席に戻っていただいて結構ですよ。満足していただけましたか?さて、ミカコちゃんは二つ食べ終わると、おなかがいっぱいになってまた眠くなってきます。遠慮せずに眠ってください。あなたは今とっても落ち着いてリラックスしていますよー」
女「(あー、おなかいっぱいでいい気分。でも、漫才の最中やいうのに、こんなに寝てばかりでええんやろか。でも眠くてどうしても目があかない…。)」

男「はい、あなたは今、催眠術にかかっていますよー、とても深ーくかかっています。わかりますかー。だから何をしてもはずかしくありません。今のあなたなら何でもできてしまいます。催眠術にかかっているのだから何をしてもあなたのせいではありませんからね。あたらしい暗示をあなたにあたえますよ。いいですか、いま、あなたは発情期です。学校で習いましたね。二十歳以上の成人には年に数回、発情期がおとずれます。発情期になるとどんな人でも24時間発情し続けます。これは自然の理です。決して恥ずかしいことではありません。だれでも経験していることです。発情期のあいだは、性感が異常にたかまりますね。体中のどこを取っても感じまくってしまいます。そして雄のこと、雄のチンコのことしか、考えられなくなります。したい、したい、セックスしたい。頭の中はそれしかありません。あなたは今日から発情期にはいりました。発情期の初期はとくにはげしく、男を、セックスをもとめる傾向にあります。一日に5回はしないと、気が狂いそうになります。さあ、いそいで雄をさがさないと。今日はまだ一回もしていませんよ。さあ、あなたは、これから目をさましますが、目をあけるとそこにあなたの一番今、セックスしたい人が立っています。なんて幸せなことでしょう。発情期に一番自分の好きな人とセックスができるなんてなかなかあることじゃありません。さあ、目をあけましょう。ハイッ。」
女「(しもたー、忘れてた。今日あたりから発情期が始まるんやった。胸のあたりがうずうずするのはそのせいやなあ。このまえの発情期もきつかったからなあ。弟をおそってしまったのはまずかったけど、しゃあないやんか。体がいうこときかへんかったんやもん。意外とよかったけどな。あ、きた。なんか、すごい、したい~。したい、したい、したい。オ○コがクチュクチュしてるー。あー、たまらん。もう漫才なんかしてる場合やないわ。え、ゆきおさん?今日はなんだかとってもセクシー。いつもはただのおっさんとしか思えへんのに。あの手で触られたらと思っただけで濡れてきちゃう。ゆきおさんのチンコ欲しい。ああ犯されたい…)こっち来て、ねー入れて、入れて、お願いー。ゆきおさんやったら何発やられてもええのよー、私。」
女はおおいそぎで衣装を脱ぎ捨て、パンツもブラジャーも客席に投げてしまう。歓声がふたたび起こる。女は男にしがみつく。
女「ねぇー、してーしてーしてーしてーしてー。」さきほど披露した豊かな胸をもみしだきながら男に迫る。
男「するのはいいけど、なにをするのさ?」
女「クフーン。ゆきおさんのイジワル~。びんびんになったゆきおさんのチンコをミカコのグチョグチョのオ○コにつっこんで、わやくちゃにしてほしいのー!!!!」
男「(客席に向かい)うわー、えげつなー。いくら催眠術にかかっているからと言って女はかわるもんですねー、おそろしいですねー。ほなとりあえずいただきまーす。」男も服を脱ぎ捨て、いきなりディープキスをはじめる。女の目はトローンとなり遠くをみている。しかし体は動きを止めない。腰をうねうねとふって男を誘う。女「ゆきおさぁ~ん」男は執拗にねちっこい手つきで女の体を撫で回す。
女「ねぇー、あそこがあついのー、ゆきおさんの舌でひやしてー」男が舌を局所にいれていやらしく回転させると飛び上がらんばかりに女はのた打ち回る。
女「あーいー、さいこー、あーーーー」
男がささやく。
男「さあ、いいですか、わたしの言葉はあなたには聞こえていません。でも話す内容は頭の中にしっかりと染み込んでいきます。これから私はあなたに挿入します。わたしのチンコはあなたをとてーもとてーも感じさせますよ。わかりますかーいままで生きてきた中で一番気持ちのいいセックスができます。よかったですねー。」女はきこえていないはずだがこころなしかうれしそうな顔をする。
男は女をよつんばいにして、うしろからゆっくりと挿入していく。
女「(あー、はいってくるー。う、ぐわっ。きもちえー。しんじられへん。体中にびんびんきてるー。うれしひーうれしひー。しあわせー。あーん。)ゆきおさぁーん。もっと動かしてー。あーんいっちゃうー、いっちゃうー、あ、あ、あ、あ、あーーー」どこからが心の中か、どこから口に出していったかもよくわからなくなっている。体がくねくねとのたうつ。
男「あ、あらら、おーっと ぐふふふふ。ミカコちゃんをいただくのは初めてですが、いや実に結構ですな。これやったらもっと前にいただいとったらよかった。おーっ、きたきた。」
女のうしろから前にまわり、男は続けた。ゆっくりとペニスを抜き差しするたびにとてつもない快感が女を襲う。女は絶頂の絶頂のさらに絶頂に達している様だった。
女「(#$*?!$%&<#!!!!!)」
男「あ、失神してしまった。おい、しっかりしろ」
女「(あーん、よかったー、でも、もっと。次がほしい。今度の発情期は最高にきついわー。え?発情期?なんでそんなもんが私にあんねん。っていうか、わたし、なんで大阪弁なんかで考えてるのよー、大阪なんかいったことないのに。いやいやいや、私はミカコ、漫才師のミカコ。漫才??どうしてわたしが漫才なんかしてるの?それもセックス漫才なんてきいたことない。えー、なんなの。わかんなーい。落ち着いて、落ち着いてゆっくり考えれば思い出せるはず。)」うつろながらも女の目に光が宿り始めたのを男は見逃さなかった。
男「おーとっと。もう潮時か。」客席からは客の気配が消えた。いや、そもそも客席などありはしない。パチンと女の耳元で指を鳴らし、男はまた、ささやきかける。
「はい、目を閉じて。あなたは、またゆーっくりと、沈んでゆきます。とても気持ちがよくてあなたは何も考えられない。とーってもいい気分になっていきます。」女の顔が安らいでいく。
ここは彼のマンションの一室。ふたりはダブルベッドの上に裸で座っている。男は女に服を着せ、自分も服をきて、また女に暗示をかけ始める。
「あなたの頭の中はだんだんと真っ白になっていきます。あなたを悩ませていたものはなんにもなくなりますよー。あなたは誰ですか?あなたは大阪の美人漫才師のミカコですね。今日の漫才はとても好評でした。あなたもとってもうれしい。そして帰るときにこのマンションを出たとたんに今日あなたが何をしていたのか忘れてしまい、いつもの漫才好きの女子大生の沢木美加子にもどりますよ。やったことは忘れてしまいますが、とっても気持ちよかったことだけは体が覚えています。そして体が時々思い出してしまって、セックスしたくてたまらなくなります。そのときはまたここにくればいいですからね。では眼を覚ましますよ。ハイ。…どうしたのミカコちゃん。ボーっとしてないでお客さんにごあいさつしなきゃ。はい、どうもありがとうございましたー」
女「ありがとうございましたー」男、女、下手へはける。客席拍手。
男「ミカコちゃん。おつかれさん、よかったよー今日は。大うけや」
女「ありがとうございます。がんばりました。」
男「ほな、次の出は3時からやさかい、おくれんようにな」
女「はーい」女は楽屋、ではなくマンションの玄関から外にでていった。
女「あー、きょうはうけてよかったー、ちょっと恥ずかしかったけど頑張った甲斐があったっちゅうもんや。ん?私何か、恥ずかしい事したっけ?…っと、ここはどこだ。え?今何時?やっばーい、バイト遅れちゃう。急がなくちゃ。何にもしてないのになんでこんなに忙しいんだろ。」女は体中に残った気持ちいいしびれと生臭い口の中をすこし不思議に思いながらバイト先へとむかう。


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